「異形の巨大軍艦」なぜ横浜に出現?全長200m超えの “海に浮かぶ基地”がついに出港
まさに「洋上の前進基地」。
米海軍の巨艦が横浜でオーバーホールを完了
アメリカ海軍太平洋艦隊は2025年5月6日、ルイス・B・プラー級遠征洋上基地の3番艦である「ミゲル・キース」が、三菱重工・横浜製作所で5か月間におよぶ定期オーバーホールを完了したと発表。整備を受ける同艦の画像も公開しました。この規模の定期オーバーホール契約に日本の造船所が入札し、受注したのは今回が初としています。

「ミゲル・キース」は、民間のアラスカ級石油タンカーをベースに建造された艦艇で、特殊部隊による作戦から対機雷戦、水陸両用作戦に至るまで、幅広い軍事作戦での海上拠点として機能する艦艇です。全長は239.3m、満載排水量は8万1435トンにおよびます。
甲板にヘリコプターが発着できる合計4つの発着艦スポットが設けられているほか、艦首部分にはヘリコプター用の格納庫も備えています。指揮統制用装置を設置することも可能となっており、「洋上の前進基地」として相応しい設備を備えています。
オーバーホールを完了した同艦は5月5日に横浜を出港。ベイブリッジをくぐり、浦賀水道に向かう姿が目撃され、注目を集めました。
質問です。
三菱重工・横浜製作所なら金沢なのでベイブリッジ下を通過する必要はないはずですが、「ベイブリッジをくぐ」った理由は何でしょうか。