駅の照明・エアコン一部消します トイレのハンドドライヤーも停止 東京都交通局「節電」宣言
東京都交通局は、都営地下鉄などの駅構内にある照明や空調などを一部停止すると発表しました。
券売機やトンネル換気設備も停めちゃう?
東京都交通局は2025年4月30日、都営地下鉄などの駅構内にある照明や空調などを一部停止すると発表しました。

これは「HTT」と呼ばれる東京都が推進する節電・省エネ対策の一環で行われます。電気を「(H)へらす」「(T)つくる」「(T)ためる」の頭文字で、脱炭素社会の実現を目指す取り組みです。
「へらす」取り組みとして、平常時も駅コンコースの照明を約2割消灯。バス営業所の照明も一部消灯されます。また、駅の冷房も一部停止、トイレのハンドドライヤーは終日停止するとのことです。
さらに電力需給逼迫(ひっぱく)時には、利用客への影響を考慮しながら、駅の券売機やトンネル内の換気設備、エスカレーターなども段階的に一部を停止させるとしています。
また、「つくる」では多摩川の流水を活用して発電した電力が都内に供給されます。「ためる」では広域停電への備えとして、電車の減速時に発生する電力を蓄電し、停電時に電車を次駅まで走行させて円滑な避難につなげる取り組みを都営新宿線で進めるといいます。
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