ロシア軍の自爆兵器を高確率で迎撃!!“コスパ最強”イギリスが提供する再利用兵器を組み合わせた対空兵器「レイヴン」を公開

不要になった装備を再利用して防空兵器に。

「フランケンSAM」の愛称も

 イギリス国防省は2025年5月10日、ウクライナに提供している対空ミサイルシステムである「レイヴン」を公開しました。

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対空ミサイルシステム「レイヴン」のフロント部分(画像:イギリス国防省)。

 この対空ミサイルシステムは、ウクライナに対し2年ほど前から提供している装備になりますが、同国国防省により、その詳細な姿が公開されたのは初めてになります。

「レイヴン」は軍用車両に、イギリス空軍で退役した「トーネード」、BAe「ホーク」、SEPECAT「ジャギュア」などから取り出したハードポイント(ミサイルを発射するランチャー)と赤外線誘導式に空対空ミサイル「ASRAAM(アスラーム)」を取り付けたものとなっています。

 既存の軍事技術や装備を活用して、新たなミサイルシステムを開発したということで、イギリス軍やウクライナ軍ではこれをフランケンシュタインの怪物になぞらえて「フランケンSAM」と呼ぶこともあるようです。

 ASRAAMはイギリス空軍や海軍で運用しているF-35Bに搭載され、現役で使用されている赤外線誘導式の空対空ミサイルになりますが、ウクライナに「レイヴン」用に提供しているASRAAMに関しては使用期限が近づいている物が殆どであるとのことです。

 2023年初頭に初めて実戦投入されているとのことで、既にウクライナ軍より400回以上ミサイルを発射しているとのことです。主に、ロシア軍がインフラや都市攻撃に使用するイラン製自爆ドローンである「シャヘド136」やロシア製の「ゲラン2」及び巡航ミサイル撃墜用に使用されています。

 主に長距離、中距離の対空兵器が不足している場所で使用されており、ウクライナ軍は撃墜成功率は70%であると主張しています。

 イギリスは既に8つの「レイブン」を提供していますが、さらに追加で5つ同システムを送る予定があるとのことです。

【画像】これが、飛んでくる…インフラ攻撃に使われる「シャヘド136」や「ゲラン2」

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