何隻目? 最新護衛艦「によど」就役まもなく 引渡式・自衛艦旗授与式の日程決まる

配属先はドコになるのでしょうか?

艦名は四国を流れる川に由来

 海上自衛隊は2025年5月14日、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新造の護衛艦「によど」の引渡式・自衛艦旗授与式を5月21日(水)に実施すると発表しました。

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2023年9月26日に行われた護衛艦「によど」の進水式(画像:海上自衛隊佐世保地方総監部)。

「によど」は、もがみ型護衛艦の7番艦として建造が進められていた艦です。船体サイズは全長132.5m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(55.56km/h)です。

 艦名の由来は、愛媛県から高知県へ向けて流れる「仁淀川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、ちくご型護衛艦の7番艦「によど」に次いで2回目です。ちなみに、旧日本海軍では大淀型軽巡洋艦の2番艦に命名される予定でしたが、太平洋戦争の激化に伴い建造中止となったため、使われずに終わっています。

 当日は朝9時30分から9時35分まで引渡式を行ったのち、9時35分から10時22分まで自衛艦旗授与式というスケジュールです。引渡式の執行者は三菱重工業の加口 仁(かぐち ひとし)社長が、自衛艦旗授与式の執行者は佐世保地方総監の福田達也海将がそれぞれ務めます。

 なお、「によど」艦長には渡邉大志郎2等海佐が着任する予定です。

【気になる艦内は?】「によど」の姉妹艦「やはぎ」の艦橋ほか(写真)

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