北朝鮮オリジナル“重武装艦”ミサイル発射実験を開始! 見慣れない「謎のミサイル」もテスト

北朝鮮が進水させたばかりの新型駆逐艦。

艦の前後に多数の垂直発射装置を備える

 北朝鮮の国営メディア・朝鮮中央通信は2025年4月30日、新たに進水した多目的駆逐艦「崔賢」でミサイル発射試験を開始したと報じました。

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多目的駆逐艦「崔賢」の艦橋と視察中の金正恩総書記(画像:朝鮮中央通信)

 同艦は4月25日に進水式を実施したばかりの新型で、5000トン級の「新世代多用途攻撃型駆逐艦1号」と説明されています。そのため、対空・対艦・対潜水艦・対弾道ミサイルの能力を持つ汎用型の駆逐艦と予想されています。

 詳細な性能は明かされていませんが、艦体の前後にはVLS(垂直発射システム)を装備し、さらにそのVLSは大きさの違うものが最低でも3種類あります。艦橋上部には4面式のレーダーパネルが設置されているほか、それとは別の小型の平面型レーダーも複数設置されているのが確認されています。

 朝鮮中央通信によると、ミサイル発射実験は金正恩(キム・ジョンウン)総書記が見学するなかで行われたようで、超音速巡航ミサイルと戦略巡航ミサイル、対空ミサイルの試験発射と甲板上の127mm砲の試射が実施されました。

 VLSは、主砲の後方には32個の小型セルが配置されており、そのすぐ後方には、12個の中型セルを設置。また、艦尾部分には大型セルが20個、特大セルが10個も確認されています。

 今回の実験で艦尾から発射されたミサイルの一つは、長距離巡航ミサイル「火矢2号」、あるいはその派生型とみられます。北朝鮮は同ミサイルにオプションで核弾頭を搭載できると示唆したこともあります。

 さらに艦尾からはもう1発、見慣れないミサイルが発射されており、朝鮮中央通信はこれを「超音速巡航ミサイル」と呼称していますが、海外メディアなどから湾曲したミサイル前部の形状から、極超音速で飛翔可能なエンジンを搭載したミサイルである可能性も指摘されています。

 なお、同艦の軍艦旗は同国海軍の東海艦隊司令官に手渡されたことから、配備先は日本海側を担当エリアとして受け持つ東海艦隊になると思われますが、前出の南浦造船所は北朝鮮西部にあるため、回航時に対馬海峡などを通るのか注目されます。

※一部修正しました(5月12日17時00分)。

【画像】か、かなり高性能!? これが、発射された“見慣れないミサイル”です

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