「凄い復活劇」 航空機追跡サイトに現れた「いまや激レア旅客機」に注目集まる…一体何者!? あだ名は「狂犬」

ちょっと乗りにいきたい…。

アメリカン航空から復活!

 世界中の航空機をほぼリアルタイムで追跡できるサイト「フライトレーダー24」の公式SNSアカウントが、「最後の狂犬だ!(The Last Mad Dog!)」とのコメントを添えて、とある旅客機の航路について紹介しています。同サイトによると、このフライトは一時、同サイト上で「世界で最も追跡されたフライト」を記録したとのこと。どういった特徴があったのでしょうか。

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旅客機のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)

 同サイトが紹介したのは、マクダネル・ダグラス(現ボーイングの一部)が製造した旅客機MD-83「N984TW」による、スコットランド・プレストウィック空港からブルガリア・ヴァルナ空港への便です。MD-83はマクダネル・ダグラスが開発した大ヒット旅客機「DC-9シリーズ」の派生型のひとつで、これらのシリーズはアメリカの航空ファンなどから「マッドドッグ」の愛称で知られていました。

 しかしMD-83をはじめとしたMD-80シリーズの全盛期は1980年代から90年代であったほか、ボーイングに引き継がれて製造されたDC-9シリーズの最終派生型「717」も2006年に生産を終了。そうした経緯から運用されているMD-83は非常に少なくなっています。

 フライトレーダー24の公式アカウントによるとこの機体はアメリカン航空で運用されたあと、数年間の静態保管を経て、キルギスタンの「Tez Jet」で再度運用を開始したとのこと。この機体について「これまで生産されたなかで最後のMD-80系だ」と紹介しています。なお同サイトによると、この機の製造は1999年12月とのことです。

 なお、今回の投稿を見たSNSユーザーからは、「ああ…懐かしい MD-80!」「凄い復活劇」「マッド・ドッグ万歳!」といったコメントが公式アカウントに寄せられています。

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