なぜ? 「異形の“ペタンコ戦車”」まさかのキットに…「日本じゃ知名度低」なのに再現された理由とは
「静岡ホビーショー2025」のホビージャパンブースでは「Sタンク」こと、スウェーデンが開発したStridsvagn 103戦車の試作模型が展示されていました。なぜこの製品をキット化するのか担当者に聞きました。
欧州では結構知名度の高い戦車?
ほかにも、Sタンクの製品化を決断した決め手があるそうです。それが“マイナー戦車に見えて意外と世界では知られている”という点です。

実は、Sタンクを陸軍の戦力として正式採用していたのは、スウェーデンだけですが、その特異な形状にどのような利点があるのかを検証するため、イギリスやドイツ(当時は西ドイツ)などで試験が行われており、それゆえ、欧州各地の博物館などに展示されているほか、オーストラリアでも、陸軍戦車博物館で車両が所蔵されています。
担当者は「国内的にはマイナーですが、実は世界的にみると74式戦車よりも地名度が高いです」と明かします。こうした知名度の高さは海外市場を意識する場合、重要とのことです。つまり今回の1/35スケールのSタンクは国内以上に、海外での需要の高さを想定した製品ということになります。
なお製品としては、まだ詳細は変わる可能性があるとのことでしたが、ドーザーブレードの展開・収納機能のほか、エンジンハッチ、ドライバーハッチ、弾薬庫ハッチなど各種の開閉機能を搭載予定です。エンジンハッチが開閉可能であるということで、同車の特徴のひとつであるディーゼルタービンハイブリッドエンジンの再現にも注目したいところです。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
大昔タミヤか何処かで「バルカン戦車」とかケッタイな名前を付けて模型化されたし、かの有名なカバヤのBIG1ガムでも、その競合商品であるロッテのコマンドフーセンガムでも模型化されたので、日本での知名度もそこそこ高いと思います...
wotに出てるのもあって好きですねぇ鍬みたいなのがHEAT対策ってのも面白い
プラモ出たらぜひ買いたい品です。