「トルコ初の国産戦闘機」なんと輸出国も決定! エルドアン大統領が発表、生産開始はいつ?
2024年2月に初飛行した機体。
F-22やSu-57と同じ第5世代戦闘機といわれる
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は2025年6月12日、トルコ航空宇宙産業(TAI)が開発する国産戦闘機「KAAN(カーン)」を48機、インドネシアに輸出する契約を結んだと発表しました。

この契約は、エルドアン大統領が訪問中のインドネシアで開催された防衛産業博覧会「インド・ディフェンス2025」に合わせて締結されたもので、「KAAN」としては初の輸出契約となります。
「KAAN」は、2011年6月にTFXプロジェクトとして開発が始まり、2024年2月21日に初飛行を行いました。アメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」、ロシアのSu-57などと同様に、いわゆる第5世代戦闘機に分類されるとされています。
同機は現在も開発中で、量産には至っていませんが、エルドアン大統領は「KAANの生産にはインドネシアの現地能力も活用される」と述べ、インドネシアが何らかの形で生産に関与する可能性を示唆しました。ただし、金銭面の詳細や今後の具体的な計画については明らかにされていません。
なお、トルコは「KAAN」の量産開始を2028年と予定しており、輸出もそれ以降になると見込まれています。
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