「無人戦闘機用」実験部隊が発足へ もはや創作物の話ではない! 試作機は2025年中には飛行予定
アメリカ空軍は2025年6月6日、協働交戦航空機(Collaborative Combat Aircraft:CCA)の実験運用部隊(EOU)を発足させたと発表しました。
第5、第6世代機と連携する無人機
アメリカ空軍は2025年6月6日、協働交戦航空機(Collaborative Combat Aircraft:CCA)の実験運用部隊(EOU)を発足させたと発表しました。

発足式典は前日の6月5日、ネバダ州のネリス空軍基地で行われました。同部隊は2023年から分遣隊として活動してきましたが、この日、作戦部隊相当の完全な飛行隊へと格上げされました。
CCAは、第5世代および第6世代の有人戦闘機と連携して運用される予定の無人戦闘機で、統合部隊に対し作戦上の柔軟性を提供することが期待されています。任務、コスト、能力といった幅広い要素をカバーすることが求められています。
第53航空団司令官、ダニエル・レホスキ大佐は「これは我が部隊にとって極めて重要な瞬間です」と述べたうえで、「EOUは、急速な革新への我々のコミットメントを体現しており、兵士たちが将来の戦場を制するために最先端のツールを活用できるようにするものです」と語りました。今後、同部隊は無人戦闘機の実戦配備に向け、重要な役割を担っていくことになります。
なお、CCAプログラムでは、YFQ-42AおよびYFQ-44Aという試作無人機が開発中です。無人機でありながら戦闘機を示すFがつく試作機はこの両機が初めてです。両機とも、早ければ2025年中に初飛行を行うと見られています。
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