東武スカイツリーラインを「2両編成」が走る!亀戸線や大師線の旧型車両が“異色ルート”で運行へ

入出庫の回送ではなく客扱いします。

8500型2両編成が北春日部~北千住~新栃木間を走行

 東武鉄道は2025年6月25日、東亀戸線や大師線で運行されている8500型2両編成が近く引退すると発表しました。これに伴い、7月5日(土)に「ありがとう8500型8577編成ツアー」が開催され、8500型2両編成が団体臨時列車として北春日部~北千住~新栃木間を走行します。

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東武8000系(画像:写真AC)

 東武8000系は1963年に登場した通勤形電車で、画期的なVMC超多段型制御器を採用し、滑らかな加速が特徴です。20年にわたって712両が製造され、同一形式車両としては私鉄最多を誇ります。都内で2両固定編成である8500型の運用が残っていた亀戸線と大師線では、10000型や10030型も走るようになっています。

 8500型8577編成は、2016年3月に昭和30年代の「標準色」カラーを再現したリバイバルカラーとなり、インターナショナルオレンジ色の車体にミディアムイエロー色の帯が特徴です。最近では2025年4月2日から5月19日まで鉄道博物館(さいたま市)に展示され、注目を集めました。

「ありがとう8500型8577編成ツアー」の代金は大人1万2000円、小児1万円。イベント限定記念品が付きます、申し込みは6月27日(金)12時からクラブツーリズム鉄道部の公式Xから受け付けるとしています。

 8500型2両編成は、支線である亀戸線や大師線の車両ですが、車両基地は南栗橋車両管理区・春日部支所となるため、回送では東武スカイツリーラインなどの本線を走行することがあります。今回は、2両編成が本線で客扱いする珍しい機会です。

 なお、2025年7月6日(日)には、南栗橋車両管理所春日部支所(北春日部駅から徒歩約20分)で有料撮影会も開催予定。こちらは10時から13時まで3部が開催され、参加費は8577円となります。申し込みは6月27日(金)12時からTOBU MALLで受け付けるとしています。

 また、亀戸線ありがとうイベントやオリジナルグッズの販売なども予定されています。

【画像】これが北春日部~北千住~新栃木間を走る「8500型2両編成」の運行時刻です

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