東北中央道・福島JCT~福島大笹生IC間、9月11日に開通
東北中央道の福島JCT~福島大笹生IC間が2016年9月に開通。これにより福島市西部の観光振興や企業立地促進などが見込まれるといいます。さらにその先の福島大笹生IC~米沢北IC間は、2017年度開通の予定です。
米沢までは2017年度に開通予定
NEXCO東日本は2016年8月10日(水)、東北中央道の福島JCT~福島大笹生(ふくしまおおざそう)IC間が、9月11日(日)に開通すると発表しました。
東北中央道は福島県相馬市を起点に福島市、山形県米沢市、山形市、新庄市などを経由し秋田県横手市で秋田道に接続する計画の高速道路です。現在は途切れ途切れの形で一部区間が開通しています。
このたび開通するのは、東北道との分岐点である福島JCT(福島市)から福島大笹生IC(同)までの1.4kmで、この途中の本線上には福島JCT料金所が設置されます。料金所から福島大笹生ICまでの区間は国土交通省の施工であり、通行料金は無料です。
福島JCT料金所までの通行料金は、普通車の場合、東北道の浦和本線料金所から6100円(ETC割引4270円)、福島西ICから340円(240円)、仙台宮城ICから2070円(1450円)、盛岡ICから5770円(4040円)です。
福島大笹生ICでは福島県道5号上名倉飯坂伊達線に接続。この道路は「フルーツライン」とも呼ばれており、沿道にはくだもの狩りができる果樹園が多くあることから、NEXCO東日本は、高速道路の開通が観光振興に寄与するとしています。また、福島市西部には大規模な工業団地があり、今回の高速道路開通でさらに企業立地を促進していくとしています。
なお、福島大笹生ICから先、米沢南陽道路・米沢北IC(山形県米沢市)までの区間およそ35.6kmについては、2017年度の開通を目標に工事が進行中。福島、山形県境は8972mの栗子トンネル(仮称)で結ばれる予定です。
【了】
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