ハーレー日本法人「過剰ノルマで独禁法違反」の前社長、“華麗なる転身”を遂げていた!? 次の舞台に唖然とする関係者も

優越的地位の濫用で、公正取引委員会から2億円の課徴金命令の瀬戸際に立たされたハーレーダビッドソン日本法人。その元凶となった前社長が、華麗なる転身を遂げていることがわかりました。

ハーレーから新天地へ 3社目の社長就任

「ハーレーダビッドソンジャパン」の前社長・野田一夫氏が、次の移籍先に世界的な自転車ブランド「サイクルヨーロッパ」を選んだことがわかりました。

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ハーレーダビッドソンジャパンの野田前社長。2024年に横浜市で開催された同社イベント「ブルースカイヘブン」では、米国社長とともに山下公園前をパレード走行した(中島みなみ撮影)。

 イタリアの名門ビアンキ、スウェーデンのクレセントなど、多くの自転車プレミアムブランドを抱えて、欧州市場を中心として世界約50か国に販売網を持つグループです。本社はスウェーデンにありますが、野田氏は日本法人「サイクルヨーロッパジャパン」の代表取締役として就任。6月には同社のウェブサイトでも名前が公開されています。

 野田氏の経歴は、乗りもののプレミアムブランドを制覇する勢いです。インタビューなどで自らが語ったところによると、マツダで実績を築き、BMW、アウディの日本法人で四輪プレミアムブランドを制覇。初めて代表取締役に就任したのは英国バイクの名門トライアンフの日本法人「トライアンフモーターサイクルズジャパン」でした。

 その社長就任から約6年を経て、2020年から米国ハーレーダビッドソンの日本法人「ハーレーダビッドソンジャパン」で2社目の代表取締役を務めます。サイクルヨーロッパジャパンでは3社目の代表取締役です。

【古巣はピンチ】ハーレーJの野田前社長(写真)

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