えっ!?「異形の爆速ヘリ」のマジ飛び、実際に見たら凄かった…しかも強みは“速いだけ”じゃない!

エアバス・ヘリコプターズには、異形の外形と圧巻の速度を持つヘリコプターがあります。今回、この機が“カッ飛ぶ”様子を実際に見てきました。

エアバスは「爆速ヘリ」をどう使う予定?

「レーサー」の速度はヘリと同じように垂直離着陸ができるティルトローター機のV22「オスプレイ」の最高速度、時速約520kmにこそ及びませんが、ヘリコプターの分野であれば、「レーサー」の持つ高速性能が実用化した場合、活用法が大きく広がることになりそうです。

 今回筆者は、2025年6月のパリでの航空ショーで、そのスピード感のある展示飛行を見ることができました。同じエアバス・ヘリコプターズの攻撃ヘリであるEC665「ティーガー」が上昇や水平旋回などの機動性を見せたのに対し、「レーサー」は会場上空を横切る直線飛行を主体にして飛び高速性をアピールしていました。

 エアバス・ヘリコプターズは、「レーサー」の将来性について救急搬送や捜索救難なども用途に挙げています。一方で筆者は、捜索救難では左右に張り出した回転翼が要救助者を吊り上げる際に悪影響を与えないかが気になるところです。しかしそうした問題を解決できるならば、「レーサー」がヘリコプター業界に革命を起こす可能性もゼロとはいえないでしょう。

【写真】えっ…これが「エアバスの爆速異形ヘリ」驚愕の全貌です

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