えっ!?「異形の爆速ヘリ」のマジ飛び、実際に見たら凄かった…しかも強みは“速いだけ”じゃない!
エアバス・ヘリコプターズには、異形の外形と圧巻の速度を持つヘリコプターがあります。今回、この機が“カッ飛ぶ”様子を実際に見てきました。
速度だけじゃなくて環境にもイイ?
ヨーロッパのエアバス・ヘリコプターズが2024年4月に初飛行させた技術実証用ヘリコプター「レーサー(RACER)」は回転翼が3つある、異形のスタイルをしています。しかもその巡航速度は既存のヘリコプターの1.5倍に相当する時速400km超です。実際に今回「かっ飛ぶ」様子を見ることができました。

「レーサー」は真横から見ると一般のヘリコプターとさほど変わらないものの、正面から見ると左右にV字型の翼が大きく張りだし翼端に2基の回転翼があるヘリらしくないスタイルが特徴です。
そのうえ左右のブレード(羽根)は縞模様で塗られており、それが余計に異質さを引き立たせます。
先述のとおり「レーサー」は、ヘリコプターとしては飛び抜けた高速性が特徴です。しかし、この機の開発目的は、むしろクリーンな飛行を目指すところにあります。
飛行時の燃料消費量を減らし環境に配慮した技術開発を進めるため、飛行中は2基あるエンジンの片方を停めて、残りで電気モーターを駆動させるハイブリッドシステムも搭載しているのです。
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