名古屋高速の“名駅直結”近づく 「都心アクセス大強化」どこまで進んだ? 「日」の字路線の“真ん中”超便利に!?
名古屋高速道路公社は2025年7月4日、愛知県知事なども参加した第64回名古屋高速道路公社運営会議を実施。そのなかで「都心アクセス事業」の進捗について共有しました。
名古屋駅から“高速ぐるぐる”なくす! 大プロジェクトの進捗

名古屋高速道路公社は2025年7月4日、愛知県知事なども参加した第64回名古屋高速道路公社運営会議を実施。そのなかで「都心アクセス事業」の進捗について共有しました。
名古屋高速の都心アクセス事業は、リニア中央新幹線の名古屋開通を見据え、名古屋駅および中心部からの高速アクセスを向上させるプロジェクトです。具体的なメニューと進捗状況は次の通り
●新洲崎出入口
C1都心環状線と2号東山線、5号万場線が交わる新洲崎JCTに出入口を新設。名古屋駅の東側に直結する形でC1、2号線ともに接続ランプを設けます。C1錦橋出口の渋滞緩和も期待されています。
こちらは2024年度に設置工事へ着手し、現在は橋脚基礎などの下部工を進めています。今年度中に鋼製橋脚などの制作にも着手します。
●栄出入口
名古屋の中心部「栄」に2号線の出入口を新設。周辺一般道の渋滞緩和を図ります。現在は詳細設計中で、今年度に工事契約の締結を目指すといいます。
●丸太町JCT西渡り線・南渡り線
2号線とC1が交わる丸太町JCTに、C1→2号線(西行き)のランプ(西渡り線)、2号線(東行き)→C1のランプ(南渡り線)を新設。C1の交通を2号線に転換し渋滞緩和を図るとともに、名古屋駅-中部空港などの経路で一方通行のC1を大回りする必要がなくなり、所要時間の短縮につながるといいます。現在は詳細設計中で、今年度に工事契約の締結を目指しています。
●新黄金出入口
名古屋駅西側のアクセスを強化するため、5号線の西行きに入口、東行きに出口を追加。今年度は引き続き用地取得を進めるとともに、工事契約の締結を目指すといいます。
このうち、新洲崎出入口については2031年度の完成が目標とされており、工事ヤード確保のため周辺道路で車線規制や通行止めなどが生じています。他のプロジェクトについて、これまでの設計段階から工事段階へと移行する段階に入ってきています。
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