「ミニ運転列車」に新幹線車両が初登場 山手線新型も仲間入り 鉄道博物館

2016年9月1日、「鉄道博物館」の「ミニ運転列車」にE235系電車とE926形「East i」が登場。これに伴い、同館の開館以来使用されてきた2両が引退します。

入れ替わりで開館以来使用の2両が引退

「鉄道博物館」(さいたま市大宮区)は2016年8月25日(木)、同館パークゾーンの「ミニ運転列車」に山手線の新型E235系電車と、新幹線の線路設備を走りながら検査するE926形「East i」(電気・軌道総合検測車)の2両を新たに入れると発表しました。

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2016年9月から仲間入りする「ミニ運転列車」のE926形「East i」(写真出典:鉄道博物館)。

“運行”開始は9月1日(木)の予定です。「ミニ運転列車」は1両に3人まで乗車可能。運転は小学生以上の人が対象です。料金は1回200円で、利用には整理券が必要です。なお、乗車時に車両は選べないといいます。

「鉄道博物館」の広報担当者によると、2007(平成19)年に開館して以来、屋外を毎日走っているミニ列車は老朽化が進んでおり、3年前から順次入れ替えを図っているといいます。車両の選定にあたっては、JR東日本のその時々の話題や人気の形式を選んでいるそうで、昨年は上野東京ラインの開業にちなみ、同線などを走るE233系とE531系が導入されました。

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2016年9月から仲間入りする「ミニ運転列車」のE235系(写真出典:鉄道博物館)。

 今年9月に登場するE926形「East i」は、実は「ミニ運転列車」初の新幹線車両といいます。また、もう1両のE235系は、実際の山手線には昨年11月にデビュー。システム改修をしたのち、改めて今年の春から営業運転に入っています。

 なお、この2両の導入に伴い、これまで使用されてきたE231系(高崎線)と253系(成田エクスプレス)が引退。車両前面に記念ヘッドマークを付け、8月31日(水)まで“運行”されます。

【了】

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