思わず2度見 「頭からケツまでビックリ設計の旅客機案」なぜ? 胴体最後部には“ナゾの機構”…でもメリットもスゴイ!?
目がバグる!
尻…なんかヘン!
通常の旅客機は円筒状の胴体に、中央部に主翼、後部に垂直尾翼・水平尾翼を配したスタイルが一般的です。そのようななか、ドイツ航空宇宙センターではこうした常識を覆すような、異色の設計をもつ旅客機の研究を進めています。そのうちのひとつが、胴体前方に水平尾翼を乗せるような形で設置し、胴体最後部にエンジンのようなものを装備。さらに垂直尾翼が取り払われた設計案です。

この機体は「ハイブリッド電気航空機」とのことで、胴体最後部のエンジンのようなものは「電動ファン」といいます。推進は、主翼下に備わった2基のエンジンのほか、この電動ファンを使用。電動ファンのパワーはエンジンから得るとのことです。
同センターは最後部にファンを設置することで空力効率が向上すると紹介。ファンが最後部に備わることで水平尾翼を後部に配置できなくなることから「カナード」と呼ばれる先翼を装備するレイアウトとなっています。
このような旅客機の研究を進めているのは、電気も推進力として使用することで、CO2削減を図るため。ドイツ航空宇宙センターは「こういった航空機では、現在のものと比較して燃料消費量を30パーセント以上削減できる」としています。
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