「アスカ3」をつくります――商船三井が“全く畑違いの新ビジネス”発表 海運大手が目指すもう一つの“海”

商船三井と常石造船グループ企業が、新ビジネスの構築に向けて動き出しました。連携相手は「ロケット打ち上げ」のスタートアップ。3社で「アスカ3」の実現を目指すといいます。

船ならバンバン打ち上げられる?

 ISCは機体の開発だけでなく、高頻度でロケットを打ち上げ、着陸させることができる「スペースポート」の整備についても検討を進めています。これが“船”、すなわち洋上の拠点であり、商船三井と常石ソリューションズが主に関わる部分です。

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洋上のロケット発射・回収はアメリカではスペースXが知見を重ねている(画像:スペースX)。

 日本では陸上にロケットの発射拠点を設置できる場所が限られる上、立ち入り禁止区域を広く設定する必要があるなど、多くの面で制約があります。

「洋上であれば、さまざまな制約から解き放たれ、高頻度にロケットを打ち上げることが可能なのではないかということが、洋上発射・洋上回収船の出発点だ。当然、船側の研究開発が必要になるため、船社や造船所と一緒に検討していくことになった」(畑田社長)

 構想では地上で組み立て・整備したロケットを船に積み込んで洋上の射点へ移動。そのまま推薬を充填し、発射を行います。使用したロケットの着陸と回収も専用の船が行い、機体を陸に戻して壊れた部分があるか点検した後は、再び宇宙へ上げるために船へと乗せるというサイクルになっています。

 常石ソリューションズ東京ベイの関 広史CTO(技術統括責任者)は「当社は海事産業の課題解決というものを軸に事業展開を行っていきたい。設計のエンジニアリングだけではなく、例えば液化ガス関連の技術や定点保持システム(DPS)など提供しているが、こういったものが、ロケットの洋上発射・洋上回収船の開発で我々の技術として生かせると考えている」と話しています。

【確かにデカい!?】これが商船三井の目指す「アスカ3」です(写真)

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