「新幹線の聖地」に初代0系のスカートを使ったオブジェ その目的は

「新幹線」を長年にわたって支えてきた「聖地」に、初代新幹線0系の「スカート」を使ったオブジェがあります。そこには「新幹線」にとって非常に大切な“あること”が表現されていました。

先頭車両の下部にある「スカート」を使い

 1964(昭和39)年に、日本の高速鉄道「新幹線」が誕生して半世紀。その初期から「全般検査」という、鉄道車両の法定検査でもっとも大掛かりな、あえてクルマにたとえるならば「車検」に相当する検査を担い続けてきた場所があります。現・JR東海の浜松工場(静岡県浜松市)です。その安全を守り続けてきた「新幹線の聖地」のひとつ、といえるかもしれません。

 この「新幹線の聖地」で、2008(平成20)年に全車両が引退した初代新幹線車両の0系が、いまなお「新幹線の安全」を見守っています。

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JR東海の浜松工場で見られる初代新幹線0系のスカートを使ったオブジェ(2016年7月、恵 知仁撮影)。

 0系の先頭車両下部にある、「排障器」または「スカート」と呼ばれる部品を用いたオブジェです。浜松工場の創立70周年と、1983(昭和58)年4月に落成した通用門の開門を記念し、建立されたもので、もちろん本物の0系の部品が使用されています。JR東海によると、0系のうち、1982(昭和57)年11月1日に廃車になったH40という編成の、1号車と16号車から取り外されたものだそうです。

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先頭車両の下部にあるのが「排障器」「スカート」と呼ばれる部分。写真はリニア・鉄道館(名古屋市)に展示されているもの(2011年10月、恵 知仁撮影)。

「排障器」は文字通り、線路上の障害物を脇へ排除することなどを目的とした部品です。

 さてこのオブジェ、ふたつの排障器を使い「X」字状になっていますが、そこにはデザイン性以外の、ある大切なことが表現されています。

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