「モバイルバッテリー車内に放置しないで」NEXCO中日本が呼びかけ 発火したらどうする?

放置するとトンデモないことに!?

バッテリーの「夏バテ」にご用心

 製品評価技術基盤機構(NITE)とNEXCO中日本は、モバイルバッテリーなどによる火災に対して注意を呼びかけています。

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炎天下の駐車イメージ(画像:写真AC)。

 2025年に入り、モバイルバッテリーの発火事故が相次いでおり、7月20日にはJR山手線の新宿~新大久保間を走行中の車内で、24日にはJR水戸駅で、それぞれ発火が発生しています。自動車に関しても、2023年夏に熊本県で、高温の車内に長時間モバイルバッテリーを放置したことで火災に至った事例があります。

 製品評価技術基盤機構とNEXCO中日本は、モバイルバッテリー、スマートフォン、タブレット端末などのリチウムイオン搭載製品は、高温となることで発煙・発火の恐れがあると指摘。炎天下でサービスエリアやパーキングエリアに駐車した際は、車内温度が急上昇するため、休憩時にはリチウムイオン電池を搭載した機器やスプレー缶などを車内に放置しないよう、注意を呼びかけています。

 モバイルバッテリーが膨らんだ場合、金属製容器や土鍋に入れ、延焼しないように販売事業者に相談してほしいとのこと。発火した場合は、大量の水をかけて消化した上で可能な限り水没させるなどの対処が必要だといいます。

 また、リチウムイオン電池搭載製品の火災事故を防ぐポイントとして、連絡先が確かなメーカーや販売店からリコール対象ではないことを確認して購入すること、異常を感じたらすぐに充電・使用を中止することなどが重要としています。

【放置ダメ】こうして車内のモバイルバッテリーは発火します(画像)

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