新造船「2隻目」も就航へ! 「最速のフェリー」完全置き換え 日本海の最長航路
新日本海フェリーは2025年8月1日、舞鶴-小樽航路に投入する新造船の2隻目を建造し、2026年6月に就航する予定だと発表しました。
「日本最速のフェリー」さらば!
新日本海フェリーは2025年8月1日、舞鶴-小樽航路に投入する新造船の2隻目を建造し、2026年6月に就航する予定だと発表しました。

同船は、今年4月に進水し、12月に就航を予定している「けやき」の2番船です。舞鶴-小樽航路は日本海で最長の航路です。
スペックは「けやき」同様1万4300総トンで、寸法は全長199m、幅25.5m、車両積載台数はトラック約150台、乗用車約30台となっています。「けやき」と今回の2番船により、現行船の「はまなす/あかしあ」を置き換えます。
ただ、「はまなす/あかしあ」は1万6897総トン、全長224.8mなので、ややサイズダウンとなります。また、「はまなす/あかしあ」は航海速力30.5ノット(56.5km/h)と日本のフェリーとしては最速を誇りますが、新造船は同28.3ノット(約52.4km/h)です。
サイズを小さくして速力を抑えることで、より経済的な運航を目指し、燃費の低減や環境への配慮に主眼を置いています。スペックとしては、グループ会社である東京九州フェリーの「はまゆう/それいゆ」に近い船となります。
2番船の命名・進水式は2025年10月9日、三菱重工業下関造船所 江浦工場で予定。ちなみに、1番船の「けやき」の名は舞鶴市の木に由来します。2番船の名は不明ですが、小樽市の木は「シラカバ」です。
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