鉄道ターミナル駅裏の「妙に細長~い橋」ついに架け替え! 実は「廃線」 111年の歴史に幕
和歌山市を流れる大河・紀の川に架かる「河西橋(かせいばし)」の架け替え工事が完了し、現橋に並行して設けられた新しい橋が2025年8月17日(日)に開通します。
実はめちゃめちゃ歴史の古い橋 ついに架け替え!
和歌山市を流れる大河・紀の川に架かる「河西橋(かせいばし)」の架け替え工事が完了し、現橋に並行して設けられた新しい橋が2025年8月17日(日)に開通します。市報わかやま8月号にて発表されました。

この橋は南海のターミナル駅である和歌山市駅の真裏で紀の川を渡れる橋です。ただし幅は2.8mしかなく、通れるのは二輪車まで。和歌山市駅はこちら側(北側)に出入口がありませんが、駅と紀の川北岸地域を結ぶルートとして機能しています。
新しい橋は全長473m、幅は6.8mまで広がりますが、やはり自動車は通れません。歩行者と二輪車・自転車の通行空間が分離され、安全性が向上します。
この細長い橋は、もともと鉄道用でした。
かつて和歌山市駅に乗り入れていた南海加太線の前身、加太軽便鉄道が1914(大正3)年に紀ノ川橋梁として建設したもので、戦後まで使われましたが、1953(昭和28)年の水害で被災し、鉄道橋としては廃止。その後は和歌山市へ譲渡され、改修工事を経て道路橋として使われてきました。
しかし老朽化に伴い、2014年から新橋の工事が始まり、11年を経ての開通となりました。
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