米軍のマドゥロ大統領拘束「謎のステルス機」が参加!?“奇妙な機体”の目撃情報相次ぐ

アメリカ空軍が2000年代から使用しているものの、未だに謎多き機体となっています。

未だに謎の部分が多い機体

 2026年1月3日にアメリカ軍が実施したベネズエラへの地上攻撃およびニコラス・マドゥロ大統領の拘束作戦において、詳細が公表されていない無人機RQ-170「センチネル」が使用された可能性が報じられています。

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RQ-170とされる数少ない公式画像(画像:アメリカ空軍)

 RQ-170は、ロッキード・マーチン社の先進開発計画部門であるスカンクワークスによって設計・開発されたとされるステルス性能を有する偵察無人機です。2009年にアメリカ空軍がその存在を認めたものの、その後も写真や映像がほとんど公開されておらず、謎の多い機体となっています。アメリカ空軍は同機を20~30機保有していると見られています。

 今回、この機体がベネズエラへの夜間攻撃後、プエルトリコ東部のルーズベルト・ロード海軍基地へ帰還する様子がSNS上で拡散されました。公開された映像からは、同機が無尾翼の全翼機であることが確認できます。

 RQ-170は2000年代半ばには就役していたとみられ、主に中東地域で運用されてきたとされています。2011年にはイラン軍が同機を捕獲したと発表しましたが、アメリカ軍は現在に至るまで、センサー性能、航続距離、最大運用高度などの詳細を明らかにしていません。なお、イランは同機をリバースエンジニアリングし、「シャヘド171(シムルグ)」と呼ばれる機体を開発したとされています。

 同機は、敵対勢力の支配地域の奥深くを隠密裏に飛行し、高価値目標を長期間にわたって監視することを主な任務としているとされており、今回のマドゥロ大統領拘束のような特殊作戦を支援する目的で使用されているようです。

 重要地域とされる拠点上空を長時間周回し、高解像度の映像を収集する能力を持つとされ、こうした継続的な監視により、2011年5月にオサマ・ビン・ラディンの潜伏場所を特定したのもRQ-170であったといわれています。今回のマドゥロ大統領拘束作戦においても、同様の長期監視によって詳細な行動パターンが把握されていた可能性が考えられます。

 なお、RQ-170が今回の作戦に実際に参加したかどうかについて、現時点でアメリカ空軍および国防総省から公式な発表は行われていません。

【画像】機体全て翼!? 謎に包まれたステルス機RQ-170

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