もはや“ホテル以上!?” 長距離フェリーで「初の客室」がスゴイ! シングルも神設備が 「さんふらわあ」西の最新型に乗ってみた
大阪南港と別府港を結ぶフェリー航路の最新鋭船「さんふらわあ むらさき」は、2023年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、多彩でデザイン性の高い船内が特徴です。このフェリーで快適な船旅を体験してきました。
長距離フェリー初の豪華な客室とは
一番の目玉は「スイート和洋室コネクト」です。これは「和洋室スイート」(2~4人用)と「洋室セミスイート」(2~3人用)が室内の扉でつながっているもので、長距離フェリーでは初めての試み。
「和洋室スイート」は、リビング部分が畳敷きで、全体がモダンで洗練された船内でも特筆するほど美しい空間です。床面積も通常の「スイート」より広く、事実上の最上級個室と言えます。隣接する「セミスイートコネクト」と合わせると、最大7人まで利用可能です。
次に「デラックス」を見学しました。洋室(2~3人用)、和室とウィズペットルームが2~4人用の空間ですが、窓部分の丸い意匠がアクセントで美しい空間。特に「デラックス和室」は側壁の和文様が美しく、高級料亭のようです。設備は「セミスイート」に近いですが、プライベートバルコニーがなく、リビングが小さめです。
「デラックス」にも和室と洋室を接続した「コネクティングデラックス」があり、こちらも最大7人まで利用可能です。
「スーペリア」は、定員1人の「シングル」と、2人の「ツイン」があります。どちらもシャワー・トイレ付きで、空気清浄機や冷蔵庫も完備しています。定員1人でシャワー付き個室は全国的にも珍しく、筆者(安藤昌季:乗りものライター)は実際に利用して汗を流すことができました。
「プライベート」は半個室で、「ツイン」(2人用)、「シングルツイン」(1~2人用)、「ベッドグループ」(4人用)、「シングル」(1人用)に加えて、カプセルホテルのように寝台部分だけ区切られる「相部屋」もあります。また、3~4人で使える「グループ和室」もあります。
また、定員1人の「スタンダードシングル」は個室ですが、主にトラックドライバー用で、一般販売されない日もあります。
コメント