都県境を行く「長大路線バス」廃止へ 国道20号の峠からバス消える
神奈中バス(神奈川中央交通)が運行する都県境をまたぐ長大路線バスが廃止されることがわかりました。
大垂水峠の路線バス、廃止へ
神奈中バス(神奈川中央交通)が運行する都県境をまたぐ長大路線バスが廃止されることがわかりました。

廃止が決まったのは、中央線の相模湖駅(相模原市)から高尾山口駅を経て八王子駅北口(東京都八王子市)までを結ぶ「八07」と、相模湖駅から高尾山口駅止まりの「湖29」です。国道20号の都県境「大垂水峠」を往来する系統で、うち「八07」は全区間で22.1kmにおよぶ長大路線です。
今年6月に神奈川県生活交通確保対策地域協議会宛てに神奈中から廃止の申し出がなされ、協議の結果「路線廃止とする」と決定しました。理由は「運行回数僅少および利用者僅少による」とされています。廃止時期は2026年3月末の予定です。
相模湖駅、藤野駅がある相模原市の中山間地域では、神奈中バスの運転士不足などを受けた路線バスの統廃合などが進められており、相模湖駅に発着する2系統を残して路線バスを廃止し、乗合タクシーなどの別の交通への再編が進められています。
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