路盤流出で不通の石北本線、今週末に運転再開 特急「オホーツク」も平常通りに
台風に伴う大雨で路盤流出や盛土崩壊が発生し不通になっていた石北本線の上川~白滝間が、2016年10月1日の始発から運転を再開します。
石勝線、根室本線では復旧工事が続く
JR北海道は2016年9月26日(月)、大雨被害で不通になっている石北本線の上川~白滝間について、応急復旧の目途がついたことから、10月1日(土)始発より運転を再開すると発表しました。
この区間では、8月23日に台風に伴う大雨により上川~中越信号場間で留辺志部川の高さ4mの護岸が倒壊し、落石覆い内の路盤や道床が長さおよそ40mにわたって流出。また、白滝~奥白滝信号場間でも長さ25mにわたり線路の盛土が流出するなどの被害が発生しました。
運転再開は当初、10月中旬とされていましたが、その後、護岸工事などが順調に進行。応急復旧による運転再開見込みは10月上旬に繰り上げられていました。
列車は10月1日(土)の始発から運転されますが、車両運用の都合上、網走発札幌行きの特急「オホーツク2号」および「同4号」と、北見発旭川行きの特別快速「きたみ」は、全区間が運休です。
「オホーツク」の特急券は今日9月27日(火)から発売を再開しています。また、石北本線の運転再開に伴い、上川~遠軽間の代行バスは9月30日(金)をもって運行が終了します。
なお、同じく不通である根室本線の富良野~東鹿越間は10月中旬の運転再開を目指し復旧工事が進められています。橋梁(きょうりょう)流出や護岸崩壊などが複数箇所で発生した石勝線と根室本線のトマム~新得~芽室間は、「少なくとも今年11月末までは運転再開が困難な状況」(JR北海道)。根室本線の東鹿越~新得間や、高波被害のあった日高本線の鵡川~様似間も運休が続いています。
【了】
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