“国道の米原JCT”もスルー 「米原バイパス」9月ついに10km全線開通! トンネル抜ける新ルート
国道8号「米原バイパス」が、2025年9月23日に全線開通します。
長浜~彦根を連絡
国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所は2025年8月27日、国道8号「米原バイパス」が、9月23日(火・祝)に全線開通すると発表しました。

米原バイパスは、滋賀県の長浜市から彦根市までを結ぶ延長10.3kmの道路です。現在の国道8号より西の琵琶湖側を南北に走ります。
1966(昭和41)年度に事業着手。道路は4車線、設計速度80km/hで計画されており、2012(平成24)年までに北側(長浜バイパス)から8.1kmが完成4車線や暫定2車線で開通。現在は南端の、彦根トンネル(全長773m)を含む「9工区」2.2kmが建設中です。この残りの区間が今回、暫定2車線で開通します。ここがつながると全線開通となります。
米原バイパスは、幹線道路の国道8号(現道)や米原市内の混雑緩和や交通安全確保を目的に整備が進められています。特に彦根市内の現道は積雪時に大型車のスタックが発生しており、2021年12月には10kmにわたる滞留により約5時間の通行止めが実施されました。
バイパスを整備することで、現道の厳しい線形を回避し、天気に左右されにくい信頼性の高い道路網をつくります。また、米原駅前を迂回するルートが完成し、混雑の緩和も期待されます。京都・福井方面の国道8号と岐阜方面の国道21号が接続する“国道の米原JCT”西円寺交差点の負担も減り、北陸道の米原ICから続く混雑も緩和するとみられます。
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