70年ぶりの大改編! 航空自衛隊の組織変革なにがあった? 予兆は5年前から
航空自衛隊の名前が見られるのも、わずかかも。
新たな作戦領域「宇宙」に対応するために
防衛省は2025年8月29日、2026(令和8)年度予算の概算要求を発表。そのなかで航空自衛隊を航空宇宙自衛隊(仮称)に改編することを明記し、具体的な部隊の改編・改称も明らかにしました。

かねてより、各国の軍では宇宙空間が作戦エリアに入るようになると認識されており、航空自衛隊も宇宙領域を担当する専門部隊として2020年5月に「宇宙作戦隊」を東京都の府中基地に新設しています。その後、2022年3月には上級司令部となる「宇宙作戦群」が同地に新編され、従来の宇宙作戦隊はその隷下へと編入されています。
今回の改編は、こうした5年前からの動きの集大成といえるもので、概算要求には「宇宙領域が作戦行動を行う領域となったことを踏まえ、航空自衛隊を『航空宇宙自衛隊(仮称)』へ改編」と明記されていました。
なお、これに伴い今回の概算要求には「宇宙領域における能力強化」のための予算として約1768億円(他分野を除くと約1385億円)が盛り込まれています。
あわせて航空幕僚監部も「航空宇宙幕僚監部(仮称)」へ改称するとともに、将官(空将)を指揮官とする宇宙領域専門部隊の「宇宙作戦集団(仮称)」を新編して、宇宙作戦能力を強化するとしています。
また、これらの一環で航空自衛隊のなかで教育を司っている航空教育集団についても「航空宇宙教育集団(仮称)」に改編する計画です。
航空自衛隊が発足したのは1954(昭和29)年のこと。改編・改称が計画どおり進めば、およそ70年ぶりの大変革になる模様です。
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