ボーイングが待望の新型機「797」計画ブチ上げ!? 海外で「開発着手」報道→本当ならどんな機体に?

「ウォールストリート・ジャーナル」は、アメリカの航空機メーカーのボーイングが、新型旅客機の開発に着手したと報じました。新型機が本当に開発されるとすれば、どのような機体になることが予想されるのでしょうか。

ボーイングが開発していた「新型機計画」

 それはかつて「NMA(New Midmarket Airplane、新中型機)」と呼ばれた計画で、メディア関係者を中心に「ボーイング797」と呼ばれるようになったプロジェクトです。

 開発が進められていた2019年当時のボーイングの幹部は「NMA」について次のように紹介しています。

「大型の単通路機と、いちばん小さい複通路機の中間にあたるもので、ふたつのモデルを用意する予定です。座席数は220席から270席程度で、需要は4000機から5000機が見込まれます。順調にいけば2020年代中盤にもデビューする見込みです」。また当時の発表によると、航続距離は最大で9000kmを上回る程度。これは10時間超のフライトも可能なモデルであることを意味します。

 同社の主力機のなかでいえば、「最も大型の単通路機」は180席から220席を配する737-900ER、「いちばん小さい複通路機」は210席から250席を配する787-8が該当します。このほか将来的には188席から230席のキャパシティを持つ「737-10」がラインナップに加わる予定です。

 しかし「NMA」計画は2020年に事実上白紙に。これは737MAXで安全上の問題が相次ぎ、そちらの解決に専念する必要性が生じたこと、新型コロナウイルス感染拡大が航空業界を襲い、これが決定打となったと報じられました。なお、737MAXの安全問題は解決しており、その後JAL(日本航空)やANA(全日空)も導入を決定しています。

 結論からすると、今回報じられたボーイングの新型機計画は「NMA」と比べ、どれくらいの差が出るのかは未知数です。報道では開発は初期段階で、社内での設計作業やエンジンメーカーとの協議が進められている状況とのことです。

 ただ現在出ている情報のなかだと2モデルともにキャパシティなど似通った部分もあります。もし報道の通り新型機開発が始まったとするならば、「NMA」の設計検討段階でのアイデアや要素が盛り込まれる可能性は大いにあるといえるでしょう。

【画像】えっ…これが翼に驚愕機構が備わるボーイング「新・世界最長の旅客機」です

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国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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