国道が雨通行止め→迂回路が「スゴい距離」に!? 高速も寸断 北海道の物流に影響か

2025年10月1日、北海道は胆振地方を中心に大雨に見舞われ、国道276号や道央道の一部区間で大規模な通行止めが相次いでいます。

支笏湖周辺での通行止めで、迂回ルートは5倍の距離に

 2025年10月1日、北海道では胆振地方を中心に大雨に見舞われています。これにより、国道276号や道央道の一部で通行止めが相次いでおり、北海道開発局などは迂回などの対応を呼びかけています。

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2025年9月13日の大雨でも全面通行止めとなった国道276号(画像:国土交通省北海道開発局札幌開発建設部道路情報 公式X)

 この大雨により、白老町森野では10月1日6時20分までの1時間の雨量が観測史上最大の124mmを記録しました。気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しています。

 北海道開発局 札幌開発建設部は、国道276号の伊達市大滝区三階滝町~苫小牧市丸山の間の32.5kmにおいて、土砂流出の恐れがあることから、同日7時50分より全面通行止めを実施しています。この区間は苫小牧から長万部方面にかけてを短絡する山側ルートで、前月の9月13日にも、土砂流入や路面冠水によって周辺区間が全面通行止めとなりました。

 この通行止め区間を迂回するために、札幌開発建設部は約148kmにわたる大規模なルートを提示しています。支笏湖の東西を通り抜けるのに、国道36号の東室蘭付近、伊達市付近を経由して海側を大回りするルートです。この国道36号に並行する道央道も、10月1日13時現在、登別東IC~苫小牧中央IC間の約35kmが通行止めとなっています。

【地図でみる】これが“メチャクチャ遠回り”な通行止め迂回ルートです

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