今度は何が「ヨシ!」じゃない? 「仕事猫」さんがタイヤ脱落防止を呼びかけ よく見たら危険!

日本自動車工業会(JAMA)は、トラックなどの大型車の車輪脱落に対して、「仕事猫」が注意を呼び掛けるイラストポスターを公開しました。

10月9日の「トラックの日」を前に「仕事猫」が再び登場!

 日本自動車工業会(JAMA)は、イラストレーターの「くまみね」氏が手掛けたキャラクター「仕事猫」が、トラックなどのタイヤ脱落へ注意を呼び掛けるコラボポスターを製作しました。2025年10月1日には、公式Xにてポスターを公開しています。

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日本自動車工業会(JAMA)が公開した「仕事猫」とのコラボポスターの一部(画像:JAMA)

「仕事猫」とは、主にさまざまな業界で働く人々を猫に置き換えて描いた、人気のキャラクターです。なかでも工事現場で働く作業員などをモチーフに、不注意や油断による労働災害のエピソードをコミカルに紹介している「現場猫」というバージョンは有名です。

 元々は、くまみね氏の別な作品のパロディとして生まれた「現場猫」ですが、ゆるい絵柄とシリアスな状況のギャップが人気となり、以降多くの「仕事猫」が公式に派生していきました。特に、現場での危険に対して指差し確認をしながら「ヨシ!」とゴーサインを出す姿は、いわゆるインターネットミームのひとつとして知られています。

 今回、JAMAとのコラボレーションで製作されたイラストポスターは、トラックなどの大型車で社会問題ともなっている車輪脱落事故を防止する目的で作られたものです。ポスターでは「おとさぬための点検整備」「トルクレンチで適正締付」など、各種の注意事項の頭文字を取った“おとさない”を標語に設定。トラックドライバーや自動車整備士になった「仕事猫」たちが、タイヤやホイールの脱落事故に対して、注意を呼び掛けています。

 JAMAが車輪脱落防止を呼び掛けるキャンペーンにおける、「仕事猫」とのコラボレーションは、昨年2024年に引き続き2度目。昨年は、語呂合わせで「トラックの日」となる10月9日に、コラボイラストが公開されました。

 ところで、「仕事猫」に“不可欠”ともいえるのが、実際には危険である不注意・不適切な行動です。今回のイラストでは、各部品にオイルを塗る猫や、ナット類のゆるみを「しまっていこう」のセリフとともに確認する猫もいる一方、錆びたナット類を「まだ使える!!」と言って止められる猫などの姿も。特に、トルクレンチを使ってホイールナットを締めている猫は、いつもの「ヨシ!」のポーズを取りながら、足でレンチを締め込む不適切な使い方を見せています。

 JAMAは公式Xで「ドライバー、運送事業者、整備事業者のみなさん タイヤ脱着時は適正な工具・方法で作業をお願いします ヨシ!」と呼びかけています。

【一見まとも】今回も「ヨシ!」じゃない「仕事猫」(写真で見る)

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コメント

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1件のコメント

  1. よくよく読み直すと記事の趣旨は、

    現場猫が足でトルクレンチを踏んでいる

    としたイラストを問題視しているようだ。

    でもイラストをよく見てほしい、

    文字は「おとさない」の語呂に合わせて

    「トルクレンチでヨシ!」にしているが、

    バツ印を付けているイラストは「タイヤ

    レンチをパイプで延長した」ものに見える。

    大型トラックのホイールナットはタイヤ

    レンチをパイプで延長しないと「ゆるんで

    くれない」ことがあり、見たこともある。

    イラストは同じ方法でホイールナットを

    「締め付ける」ことにバツ印を付けて

    いることが、記事の執筆者には分からな

    かったのだろう。