私鉄最多を誇った東武8000系が「山形県」で新たな門出! 編成まるごと再活用へ 何に使う?

東武鉄道は、定期運用から撤退した8000系車両(8577編成)を山形県山形市の蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅に展示します。

亀戸線や大師線で活躍した車両

 東武鉄道は2025年10月16日、定期運用から撤退した8000系車両(8577編成)を山形県山形市の蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅に展示すると発表しました。

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東武8000系8577編成(画像:写真AC)

 東武8000系は1963年に登場した通勤形電車で、画期的なVMC超多段型制御器を採用し、滑らかな加速が特徴です。20年にわたって712両が製造され、同一形式車両としては私鉄最多を誇ります。

 8577編成は、亀戸線や大師線で運行されていた車両で、2016年3月に昭和30年代の「標準色」カラーを再現したリバイバルカラーとなり、インターナショナルオレンジ色の車体にミディアムイエロー色の帯が特徴です。2025年4月2日から5月19日まで鉄道博物館(さいたま市)に展示され、注目を集めた編成でもあります。

 今後は10月23日から蔵王山麓駅駐車場に展示され、冬季の混雑時に、ロープウェイ乗車待ちの利用者が車内を見学しながら待機できるスペースとなる予定。冬季繁忙期以外は、展示車両を活用したイベントも開催するとしています。

 なお、蔵王ロープウェイは東武鉄道が出資しており、東武グループに属しています。

【画像】ココが東武8000系(8577編成)が展示される場所です

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