え!? 「通称“ゴミ収集車”の本気すぎるプラモデル」キタぞ! 3000円弱でも納得品質…パッカー車呼びの背景に“老舗の矜持”
「第63回全日本模型ホビーショー」では、クルマの新製品プラモデルの発表も多く見られました。その中でも特に話題を集めていたのが、アオシマの「楽プラ スナップキット 日野 デュトロ パッカー車」です。
製品名が「パッカー車」の理由って
部品点数については、一般的なクルマのキットよりもやや多く、価格も2000〜2500円の製品が楽プラでは多い中で、今回のキットは2970円とやや高めに設定されています。

ただし、作りやすさには変わりなく、「清掃事業」と書かれたコンテナ部分の表示には、水転写デカール(水に浸して台紙から剥がして貼るシールのようなもの)や、文字以外が透明なシールが使用されており、小さな子どもやプラモデル初心者でも手軽に楽しめる仕様となっています。
なお、「パッカー車」という呼称は、清掃業において、大型粗大ごみなどを収集する密閉式の車両(いわゆるゴミ収集車)を指す業界用語で、一般的には「ゴミ収集車」という名称のほうが広く知られています。
なぜ製品名が「ゴミ収集車」ではなく「パッカー車」なのかについて担当者に尋ねたところ、「パッカー車を製造している新明和工業さんに許可を取る際、カタログ上での車両名が『パッカー車』だったため、それに倣いました」との回答でした。ただし、形状が特徴的であるため、「パッカー車」という名称に馴染みのない人でも、ゴミ収集車として認識するのに問題はないと考えられます。
ちなみに、国土交通省では、こうしたゴミ収集車の正式名称を「塵芥(じんかい)車」としています。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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