「作りかけの高規格道路トンネル」異例の暫定供用も延長へ “秩父-山梨”むすぶ唯一の国道また落石 “時速15キロ”徹底呼びかけ
埼玉県は2025年10月24日、落石で通行止めとなっている秩父市の国道140号の一部区間について、通行止め期間を延長すると発表しました。これに伴い、通行確保を目的とした“作りかけのトンネル”の暫定供用も続くことになりそうです。
15km/h制限で暫定開通した「作りかけトンネル」
埼玉県は2025年10月24日、落石で通行止めとなっている秩父市の国道140号の一部区間について、通行止め期間を延長すると発表しました。これに伴い、通行確保を目的とした“作りかけのトンネル”の暫定供用も続くことになりそうです。
国道140号は秩父市大滝の1.2km区間で、7月11日に発生した落石の復旧作業に伴い全面通行止めが続いています。
11月末に通行止め解除の見込みでしたが、9月に別途発生した落石の影響により、落石防護柵の設置などの追加工事が必要となったため、通行止め期間を2026年2月末までの見込みで延長するとのことです。
他方、山梨と埼玉を結ぶ高規格道路「西関東連絡道路」の一部として、この区間をショートカットする「大滝トンネル」(2053m)の建設を県が進めています。秩父と山梨方面を結ぶ唯一のルートである国道140号の通行止めを受け、7月30日から、建設中の大滝トンネルを暫定供用し、通行を確保しています。
ただし「未舗装(砂利)」のため、最高速度は15km/hまでに制限され、歩行者、自転車・バイク(二輪車)は通行不可となっています。県は制限速度での通行や、車間の確保を呼びかけています。





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