「パジェロ」ついに復活か!? 三菱が新型SUVコンセプト世界初披露! 最終モデルはどんなクルマだった?

三菱自動車がジャパンモビリティショー2025で新型電動SUVを世界初披露します。これが「パジェロ」復活の狼煙ではないかと噂されています。一時代を築いた名車の歴史と国内最終モデルの詳細を振り返ります。

パジェロ復活の可能性あるか?

 パジェロは4世代にわたり進化を続けました。2代目(1991年)では「スーパーセレクト4WD」を搭載して大ヒット。3代目(1999年)では「ビルトインモノコックボディ」へと転換し、オンロード性能を高めます。

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初代「パジェロ」(画像:三菱自動車)

 そして最終型となった4代目(2006年)は、そのプラットフォームを熟成させたモデルとして、三菱自動車の「顔」的存在へと昇華していました。

 しかし、市場トレンドの変化やライバルとの競争激化もあり、国内向けは2019年8月をもって生産を終了。海外向けも2021年に生産を終えて、39年の歴史に幕を下ろします。

 国内最終モデルとなったのは、2019年4月に700台限定で発売された特別仕様車「ファイナルエディション」です。価格は453万円でした。

 ボディサイズは全長4900mm、全幅1875mm、全高1900mmの堂々たる体躯です。パワートレインは、最高出力190馬力、最大トルク441N・mを発生する3.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジン「4M41」型を搭載していました。

 これに5速ATと、4つの走行モード(2H、4H、4HLc、4LLc)を切り替えられる「スーパーセレクト4WD II(SS4-II)」、そしてリアデフロックが組み合わされていました。

 内装は7人乗りの3列シートで、本革シートやパワーシート、サンルーフなどを標準装備。燃費はJC08モードで10.0km/Lでした。

 パジェロは、2023年に初代モデルが日本自動車殿堂の「歴史遺産車」に選定されるなど、その功績は今も高く評価されています。

 そんなパジェロは、復活するのでしょうか。SNSなどでは、新型「パジェロ」が開発中で、2026年内にデビューするという噂が広がっています。

 一方で、今回の三菱の発表が「新型電動クロスオーバーSUV」と表現されている点に着目し、もしパジェロであればクロスオーバーではなく「クロカンSUV」と呼ぶはずだ、という指摘もあります。

 また、三菱にはすでに「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロスPHEV」が電動クロスオーバーSUVとして販売されていることから、今回のモデルはそれらの次期モデルを示唆している可能性もあります。

 さて、いったいどうなるのでしょうか。真相が明らかになるのは間もなくです。ジャパンモビリティショー2025の開幕を心待ちにしましょう。

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【特集】Japan Mobility Show2025

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