ドア分厚っ!! 大統領専用車「ビースト」驚愕の防御力 直後に続く“謎の車列”の正体とは

トランプ大統領の来日により東京都内を走り回ったアメリカの大統領専用車「ビースト」。しかしその周りには常に様々な車両が付き添っていました。「ビースト」以外にも注目すべき“専用車”にスポットを当ててみます。

2台いた大統領専用車「ビースト」

 アジア歴訪中のドナルド・トランプ米大統領が2025年10月27日、大統領専用機VC-25A「エアフォースワン」で羽田空港に到着しました。トランプ大統領は翌28日、迎賓館へ移動し、就任したての高市早苗総理大臣と首脳会談を行っています。国内の移動に当たってはマリーンワンのコールサインで知られるVH-3D「シーキング」に加え、大統領専用車「ビースト」をはじめとした警護車両に注目が集まりました。

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2025年10月28日、都内をトランプ大統領を乗せて走る「ビースト」。シークレットサービスのコードネームでは「ステージコーチ」とも(深水千翔撮影)。

 車列の中心となるのは、トランプ大統領を乗せた大統領専用車でしょう。同車はGM(ゼネラルモーターズ)が誇る高級車ブランド「キャデラック」の特別仕様車で、シークレットサービスが名付けたコードネームは「ステージコーチ」。現行の車両は2018年に導入されています。

 一般的には「ビースト」というニックネームで知られていますが、「エアフォースワン」になぞらえて「キャデラックワン」とも呼ばれることもあるとか。「ビースト」は大統領の外遊時に、アメリカ空軍の輸送機などで本国から輸送されており、故障や万一の襲撃などに備えてなのか、常に2台一組で走っていました。

「ビースト」に関して、シークレットサービスは詳細な性能を公表していませんが、海外の報道によれば大統領を守るため非常に優秀な防御能力を持っているそうです。ボディの厚さは約13cm程度。チタン、アルミニウム、セラミックなどで構成された、いわゆる複合装甲が施されており、窓は全てポリカーボネートの5層構造で強靭な防弾能力を有しています。

 ドアの厚さは約20cm。化学兵器や生物兵器などによる攻撃も想定して気密性が高められており、扉を閉めれば外気を完全に遮断できるとのこと。タイヤはケブラー繊維で強化されており、万が一パンクした状態でもホイールだけで長距離を走行できる構造になっているといわれています。

 ほかにも車体には、煙幕や催涙ガス弾の発射装置など自衛用の装備も備わっているとされています。

【写真】ビーストに随伴していた「ナゾの車両」たち

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