これ「カローラ」なんですか…? ちょっとカッコよすぎないですか? “国民車”が激変「万人受けは狙ってません」

トヨタは「ジャパンモビリティショー2025」に、次期型「カローラ」のコンセプトモデルを出展しました。今までになく大胆なデザインを採用したカローラコンセプトの“狙い”を、トヨタに聞きました。

ベストセラーであり続けるための「3つの鉄則」

 2025年10月30日~11月9日の期間で、「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」が開催されています。トヨタは今回、次期型「カローラ」を示唆するコンセプトモデルをショーへ出展しましたが、今までになく大胆なデザインを採用しており、大きな話題となっています。その狙いは何か、トヨタの担当者に直撃しました。

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JMS2025に出展された「カローラコンセプト」(乗りものニュース編集部撮影)

 これまで12世代にわたり、世界各地で販売されてきたカローラ。来年2026年は誕生60周年のアニバーサリーでもあり、13代目となる次期カローラの登場にも大きな期待がかかっています。

 そんな次期カローラのコンセプトモデルですが、一気に先進的なデザインとなったこともあり、すでにファンの間ではさまざまな意見が飛び交っています。しかしトヨタブースの担当者によると、こうした大胆な変化は「カローラには不可欠」とのこと。さらにトヨタ担当者は「実はカローラの開発には、初代から守られてきた”3つの鉄則”があります」と説明します。

「第一は、あくまで“良品廉価”なクルマとして作ること。世界のどこであっても、カローラは高品質かつ低価格な1台でなければなりません」。これは最も基本的な前提と言えるでしょう。

 また、第二の鉄則は「時代とともに変化し続けること」だといいます。担当者は「カローラはこれまでも、無数の派生モデルやボディバリエーションを展開することで、時代に順応してきました。逆に言えば、変わらなければカローラは生き延びてこられませんでした」と説明しました。

 そして第三の鉄則は「ほかの競合車種ではなく、カローラを選びたくなる“プラスアルファの魅力”を持っていること」なのだそう。

「これは初代カローラの開発責任者・長谷川龍雄氏が掲げた『80点主義+α』というコンセプトからきています。カローラはあらゆる点で80点以上の仕上がりを持ちつつ、購入の決め手となるような“プラスアルファの魅力”があるべき、という長谷川氏の思想は、その後すべてのカローラを貫く鉄則となっています」

 トヨタ担当者は最後に「今度のカローラはハッキリ言って、万人受けを狙っていません。“中庸な1台”ではなく、ユーザー1人1人に“目がけた”1台を目指します」と強調しました。

 そのうえで、今回のカローラはバッテリーやガソリンエンジンなど、あらゆるパワートレインに対応し、世界の地域ごとのニーズに合わせていくといいます。コンセプトモデルをセダンとしたのは、「各種ユニットをセダンの低いボディへコンパクトに収めることが一番難しいです。逆にいうと、セダンでできれば、どんなボディにも応用できます」とのこと。グローバルで展開するベース車のコンセプトを今回示したというわけです。

 この劇的な変化は、同じく世界的にも“スタンダードなクルマ”だった先代までのプリウスが、まるでスーパーカーのような低く滑らかなボディにフルモデルチェンジして、クルマ好きの支持を獲得したことを思い起します。次期カローラは姿こそ大きく変わりそうですが、3つの鉄則をこれまで通り大事にしながら、世界各地のユーザーの声へと柔軟に応えていくようです。

【実は“不変”ではないんです】これが次期「カローラ」コンセプトです(写真)

【特集】注目のコンテンツは? ジャパンモビリティショー2025

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