JALグループLCCの「直行旅客便としては史上初」の衝撃新路線、もし定期便化なら? 「歴史が変わる」多くのメリットとは

JALグループの「ZIPAIR」が成田~オーランド線の直行チャーター便の運航を決定しました。もしこの路線が定期便化されれば、旅行者にとっては多くのメリットが期待できそうです。

「ZIPAIRでオーランド」最強の選択肢に?

 また、機内モニターの代わりに無料の「機内Wi-Fi通信」を提供。自身のスマートフォンなどでSNSの利用や映画・音楽の視聴が可能です。さらに同社は、人工衛星による高速通信サービス「スターリンク」の導入を予定しており、西田社長はオーランド線の運航開始にあわせてサービス提供を目指す方針を明らかにしました。

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オーランド空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、フルサービスキャリアのJALでも国際線の機内Wi-Fiは無料化されていますが、エコノミー・プレミアムエコノミーでは「1時間まで」の利用上限があり、動画視聴も制限されています。一方、「スターリンク」導入後のZIPAIRでは、そうした制限なく高速通信を楽しめる見通しです。

 さらに、この路線はJALマイルの新たな活用先としても注目されます。JALのマイルは、1マイル=最大1.5ポイントの割合でZIPAIRポイントに交換でき、ポイントは1ポイント=1円分として航空券や付帯サービス(手荷物追加、座席指定など)の購入に利用可能です。オーランド線が定期便化されれば、「マイルで本場ディズニーに行く」ことも現実的になるかもしれません。

 なお、JAL国際線の特典航空券では、セールや例外的なケースを除き「燃油サーチャージ」を別途支払う必要があります。たとえば2025年12月1日~2026年1月31日発券分の北米方面一区間の燃油サーチャージは、1人あたり2万5000円です。これをZIPAIRポイント経由で回避できる点も大きな利点といえます。

 ディズニーファンのSNS上では、「日本人が一番首を長くして待ってたやつじゃん!」「これ定期運航になったら、本当に歴史が変わる」といった声も多く見られます。ZIPAIRがこのチャーター便でオーランドへ“挑戦”したことは、旅行・航空業界の双方にとって大きな意味を持つ出来事といえるでしょう。

【写真】すごい…これが「LCC超えちゃいまくってるZIPAIRの座席」です

Writer:

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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