国道の「1.4kmトンネル」11月末開通 被災4年半でついに本復旧 仮橋ルートは閉鎖へ
国道107号の「大石トンネル」が、2025年11月30日に開通します。
国道107号「大石トンネル」開通へ
岩手県は2025年11月12日、西和賀町で建設を進めてきた国道107号「大石トンネル」(全長約1420m)が、30日(日)15時に開通すると発表しました。
国道107号は、太平洋側の岩手県大船渡市と日本海側の秋田県由利本荘市を東西に結ぶ道路です。
このうち岩手県西和賀町では、2021年5月に発生した地震で大規模な地滑りも発生し、国道が全面通行止めに。その後、地滑り箇所を迂回するように応急盛土や錦秋湖への仮橋架設などが行われ、2022年11月30日に迂回路が開通し、全面通行止めが解除されています。
その後、本復旧に向けて大石トンネルの建設がスタート。2023年7月に掘削を開始し、2年後の2025年7月に貫通しました。
大石トンネルを含めた復旧ルートは全長約1800mです。地滑り箇所を避けるように山側へカーブを描きながら、トンネルで一気に通過します。
なお、これまで使われてきた迂回路の仮橋は、トンネル開通後は通行できなくなります。また、特殊車両の通行止めや片側交互通行の規制は解除されます。





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