「なんだ…と…?」 同乗者がドライバーに「決して言ってはいけないこと」とは 運転が豹変する可能性も 専門家は「特に要注意な人」も指摘
家族や友達などとのドライブは、会話も楽しみのひとつ。しかし専門家によると、同乗者には「やってはいけない話し方」があるのだそうです。どのような会話を心掛ければいいのでしょうか。
ドライバーに好影響をもたらす「効果的な話し方」とは
このように、ドライバーは自身が思っている以上に、同乗者とのコミュニケーションに影響を受けやすいのです。島崎准教授は「同乗者には、ドライバーとの会話の仕方に配慮や工夫があると良い」と言います。
「仮に、同乗者から見て運転に問題があったとしても、できるだけ質問形式で話すことで、ドライバー自身の“気づき”を促すと良いでしょう。『さっきの場面で、どんなこと考えてたの?』と問いかけるように伝えれば、ドライバーは自分で振り返るきっかけになります。逆に、最もやってはいけない話し方は、運転行動に基づいて人格否定をすることです」(島崎准教授)
また島崎准教授は、指摘だけではなく「ドライバーの良いところを伝えることも大事」だと強調します。
「『普段通りの優しい運転を心がけてね』など、建設的なやり取りを心掛けるだけで、単なる批判に終らずに済むと思います。もちろん、こうした場合も『いつもそうだけど』とか『みんなそうだけど』といった主張を一般化する言い方や、命令口調は避けるべきです」
さらに島崎准教授は、「『あくまでも自分の感覚』として、指摘したいことをドライバーに伝えるのも効果的」だと説明します。
「たとえば、『自分は少し速く感じる』『酔いそうだから、スピードを抑えてくれると助かる』などが良い伝え方の例です。これならドライバーの防御的な反応も招きにくく、心理的にも受け入れられやすいと思います」
加えて「運転お疲れさま。どうもありがとう』「私のお願いを聞いてくれてありがとう」など、感謝の言葉を添えるのも重要だと島崎准教授は指摘しました。
こうした話し方や伝え方の工夫は、運転中のドライバーに対してだけでなく、人間関係全般に通じる効果的な話し方でしょう。ですが運転中は、誰もが運転操作自体に集中しているため、それ以外の事象には注意が散漫になったり、逆に過敏になったりしがちです。安全運転のための気配りはドライバーだけでなく、同乗者にとっても重要なものだといえます。
なお、島崎准教授は2025年10月より、運転心理と安全リスクなどについて解説するポッドキャスト番組『プロフェッショナルドライブ』を配信しています。元トラックドライバーで交通心理士、さらに現役の大学准教授というマルチな立場から、運転にまつわる多彩なトピックを展開していますので、ぜひご視聴ください。https://prodora.jp/
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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