金色の豪華列車「四季島」、本番想定の試運転開始 きょうは「ワインの里」へ

もし、上野駅から「四季島」に乗ったら――

 もし上野駅からこの1泊2日コースで「四季島」に乗り、山梨へ来たとしたら――。想像してみました。

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「四季島」とそのクルー。1チーム8人から9人で乗務するという(2016年12月10日、恵 知仁撮影)。

 おもてなしを受けながら、高尾駅(東京都八王子市)を通過し、一気に「都市」から「山」になる中央本線の車窓。小仏トンネルを抜けると左に相模湖が出迎え、「旅」のムードが盛り上がってきました。

 そして、いくつものカーブとトンネルを経て、「武田家終えんの郷」と掲示された甲斐大和駅を通過。甲州に来たことを実感していると、長いトンネルの先に、それをさらに実感させてくれる景色が待っていました。眼下に展開する甲府盆地、その先には南アルプスの山々も。しばらく続いた狭い谷間、暗いトンネルとは対照的な大パノラマが、目にまぶしく映ります。

 また合わせて、車窓には果樹園が登場。モモやブドウの季節にはまた違った車窓が楽しめそうだ……と考えるなか、「四季島」はその名も勝沼ぶどう郷駅を通過。そしてほどなく、塩山駅に到着です。上野駅を9時20分ごろに発車したのち約2時間半、ここでいったん「四季島」と別れ、バスで「甲州」を楽しみに行きます。いったいそこにはどんな味、体験が待っているのでしょうか――。

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