国道に「4連おにぎり」つけました! 全国的にも珍しい”串刺し” 県がわざわざ新設したワケは?
新潟県は2025年12月2日、全国的にも珍しい4つの標示が並んだ国道標識を、魚沼市内の交差点などに設置したと発表しました。
「おにぎりのまち」に“4連おにぎり”出現
新潟県は2025年12月、全国的にも珍しい”4連”の国道番号標識を、魚沼市内の交差点などに設置したと発表しました。
この4連の国道標識は、魚沼市内で国道252号・290号・291号・352号の4路線が重複している区間に設置されました。一つの道路に複数の国道が重複している場合、若い番号の標識のみが掲げられるケースもあれば、複数の標識を掲示するケースもあるなど、地域によって異なる対応が見られます。
国道標識は逆三角形のような形状から、標識ファンの間で“おにぎり”の愛称でも親しまれており、このように連なったタイプは、たとえば“4連おにぎり”といったと呼ばれ方もしています。
とはいえ、実際に“4連おにぎり”の国道標識が設置されるのは、全国でもレアケースです。実際の設置例では、福井県敦賀市内にある国道27号・8号・161号・162号の重複区間を示す標識が、これまで全国唯一であるとして有名でした。
道路管理者である新潟県魚沼地域振興局地域整備部は、「道路や道路標識に関心を持ち、大切に使っていただきたい」という思いを込め、全国2例目となる“4連おにぎり”を設置したとコメントしており、米の名産地で「おにぎりのまち」である魚沼市の観光PRにもつなげたい考えです。
ちなみに、新潟市内には8つの国道の起終点が集まる交差点も存在します。こちらには公的な標識は設置されていないものの、近隣にキャンパスを構える新潟国際情報大学の学生団体「8連おむすびプロジェクト」によって、交差点付近に8路線の標識マークを並べたモニュメントが設置されています。





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