米大統領専用機、破格のワケ トランプ氏「エアフォースワン」キャンセル発言は撤回必至か

次期米大統領のトランプ氏が新しい米大統領専用機について、価格を理由にキャンセルする旨の発言をしましたが、さすがに無理があるようです。なぜそこまで高価で、そしてキャンセルが難しいのでしょうか。

破格の「エアフォースワン」、その価格には理由アリ

 その答えは、「エアフォースワン」が単なる自家用機ではないからです。日本含め諸外国の政府専用機は、通常の旅客機型に比べて保全や通信能力に優れるものですが、「エアフォースワン」は桁違いなのです。核戦争時における電磁パルス対策や核報復攻撃を含む全米軍を指揮するための通信装置、手術さえ可能な医療室、空中給油装置、ミサイル妨害装置を備え、ホワイトハウスの備える機能を空中で可能にする、機動指令センターとしての能力を持ちます。

 こうした機能を備えるがゆえに、「エアフォースワン」は747-8という原型こそあれど、軍用機をほとんどいちから開発するようなものであり、研究開発試験評価費として現時点で約3000億円を計上しています。航空機としての実際の取得費用は約1000億円ほどです。

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ボーイング737型機を原型とする、アメリカ海軍の哨戒機P-8A「ポセイドン」。右下に見える艦船は、最新ステルス駆逐艦「ズムウォルト」(写真出典:アメリカ海軍)。

 これよりずっと小型のボーイング737旅客機を原型とする、アメリカ海軍の哨戒機P-8「ポセイドン」は、原型機の3倍近い1機約200億円ですが、その研究開発試験評価費は「エアフォースワン」よりも遥かに高額な約8000億円を見込みます。

 P-8は100機以上生産するので、開発費を100機に分散すれば見かけ上安く済みますが、2機しか生産しないエアフォースワンは、1機あたりの研究開発試験評価費が高額になってしまうことは、どうしても避けられない宿命であるといえます。

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コメント

3件のコメント

  1. ラスランをエアフォース・ワンにして、で~タラップは使わず専用車に乗って降りてくる大統領というビジュアルがw

    自国の工場に仕事を回すメリットを誰か吹き込まないのか?

  2. 大統領という職責を防護する為に必要な経費で民間機とは比べ物にならない装備品なんだが…

    同盟国にスペックダウンしたものを捌くから安くしろと言いかねない大統領だな

  3. そら無理やw

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