米大統領専用機、破格のワケ トランプ氏「エアフォースワン」キャンセル発言は撤回必至か

次期米大統領のトランプ氏が新しい米大統領専用機について、価格を理由にキャンセルする旨の発言をしましたが、さすがに無理があるようです。なぜそこまで高価で、そしてキャンセルが難しいのでしょうか。

個人所有の「トランプフォースワン」は…?

 トランプ氏はボーイング757、通称「トランプフォースワン」を個人所有してはいますが、これはあくまでも単なるプライベートジェット。本物の「エアフォースワン」のような機能は備えていませんから、トランプ氏は大統領であるかぎり、例外的な行動を取らなければ原則「トランプフォースワン」へ搭乗することはありません。

 またアメリカ大統領にはほかにも、空軍のVIP輸送機C-32(原型はボーイング757)や、海兵隊の大統領専用ヘリコプターである通称「マリーンワン」VH-60、VH-3Dなどを、たとえ休暇中であっても私用できる特権が与えられます。

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「トランプフォースワン」の通称で知られる、トランプ氏のプライベートジェット。(写真出典:icholakov/123RF)。

 仮に「トランプフォースワン」を元に「エアフォースワン」相当の機能を持たせるとしたならば、やはり数千億円が必要になるでしょう。また、仮にトランプ氏の放言どおり747-8型機をキャンセルしたとしても、結局、寿命の近い現行「エアフォースワン」の後継機を開発しなくてはならず、もう一度やり直して費用が倍近くに膨れ上がるだけで何の利点もないことは明白です。大統領就任後は現実的な問題から、発言に修正を迫られるかもしれません。

 余談ですが、ウクライナの航空メーカー、アントノフ社公式Twitterアカウントは、トランプ氏に対し「アントノフの航空機のほうが『エアフォースワン』に良いかもしれません」と返信ツイートしており、大きな話題となりました。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. ラスランをエアフォース・ワンにして、で~タラップは使わず専用車に乗って降りてくる大統領というビジュアルがw

    自国の工場に仕事を回すメリットを誰か吹き込まないのか?

  2. 大統領という職責を防護する為に必要な経費で民間機とは比べ物にならない装備品なんだが…

    同盟国にスペックダウンしたものを捌くから安くしろと言いかねない大統領だな

  3. そら無理やw

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