元南海「ズームカー」2017年1月に引退 さよなら列車「A」「B」を運行 一畑電車
元南海電鉄の21000系「ズームカー」でもある一畑電車の3000系電車が、2017年1月に引退。それに際し、さよなら運転や撮影会が行われます。
最終運転後に撮影会も開催
島根県の松江市と出雲市内を走る一畑電車は2016年12月21日(水)、3000系電車が2017年1月22日(日)をもって引退すると発表しました。
3000系電車は元南海電鉄の21000系「ズームカー」で、1958(昭和33)年に登場。大阪と高野山方面を結んでいました。現在、すでに南海線からは引退しており、この一畑電車と静岡県の大井川鐵道でしか走っていません。
一畑電車では1996(平成8)年に導入され、翌1997(平成9)年から使用されてきました。3編成(6両)はすでに引退しており、残すは1編成(2両)になっています。
その最後の編成は、1月20日(金)に通常の営業運転を終了。翌21日(土)には臨時列車「さよなら運転A」として運転されます。この臨時列車は雲州平田駅(島根県出雲市)を朝7時53分に出発し、北松江線や大社線を運転したあと、雲州平田駅へ17時12分に到着します。乗車には「1日フリー乗車券」(大人1500円、子供800円)または「3000系営業運転終了記念乗車券」(現在制作中)が必要です。「パーフェクトチケット」や「シルバーキップ」、施設入園料付きのフリー乗車券などの企画乗車券は利用できません。
さらに1月22日(日)には臨時列車「さよなら運転B」が運転されます。この列車は雲州平田駅を朝7時45分に出発し、各駅停車で北松江線や大社線を走ったあと、雲州平田駅へ14時01分に到着します。各乗車券で乗車が可能です。
「さよなら運転B」の運行後は雲州平田駅で撮影会も開催されます。「3000系営業運転終了記念乗車券」がある人は無料、ない人は500円の参加費が必要です。
一畑電車は「どうぞ皆さま3000系最後の雄姿を見送ってやってください」としています。
【了】
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