「はとバスのガイドの…」名前を聞いて「えーーっ!!」 まさかの本名 繰り出すスゴい話術
東京観光の定番「はとバス」。そのツアーの魅力を支えるバスガイドの話術や所作には、参加者を楽しませるための様々な工夫が凝らされていました。同行取材で見えたプロの技を紹介します。
バスの団体名表記にズバリ書かれた狙い
東京タワーの足元を通ったバスは、増上寺や芝公園に近づいてきました。この一帯を「東京都内のオアシスといったような雰囲気も感じさせてくれます」と紹介した毛利さんは、東京プリンスホテルの建物を手で示すと、次のような“楽屋話”を打ち明けました。
「私どもはとバスの定期観光コースで食事会場に設置されています。めちゃくちゃおいしいです。『ブッフェダイニング ポルト』というレストランで、こちらでは乗務員も同じ食事をいただくことが多く、ガイドに大人気のホテルです。なので、お仕事が決まったときに同僚たちへ『今日、東京プリンスホテルに行くんだ』と話すと、みんなに『いいなあ』と言われます」
この言葉はTPOをよくわきまえており、参加者が就職活動を控えた学生だったことがポイントです。はとバスのバスガイドは憧れられる職業ではあるものの、少子化が進む中で将来有望な学生は企業にとって「金の卵」に映ります。
じつはバスの正面からフロントガラス越しに見える団体名表記(ステッカー)に「日本大学金の卵様」と記しており、ここには矢嶋教授の遊び心が見て取れます。
はとバスにとっては、自社を就職先候補として売り込む千載一遇のチャンスでもあります。毛利さんはそれをよく理解し、関心を高めてもらうためにバスガイドの仕事の意義や、やりがいを伝えるとともに“おいしい話”も披露したのです。
バスがはとバス本社の車庫に着くと、黄色いバスが並んでいる中で伊豆箱根バスの白い車体は否が応でも目立ちます。面白いのは伊豆箱根バスの日野「セレガ ハイデッカ」が駐車した際、同じジェイ・バス小松工場(石川県小松市)で製造されたため見た目がそっくりな、はとバスの日野自動車の「セレガ ハイデッカ」が隣同士になったことです。
車庫入れで毛利さんはバスの後ろに回り、しっかりと誘導していました。





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