驚異の「ガード下スレスレバス」まもなく見納め 「ここだけの“改造車”」がアダに? 珍風景が生まれたワケ

桁下制限わずか2.7mのガードを専用の改造車両でくぐる神鉄バスの路線バスが、ルート変更のため、まもなく見納めとなります。

ペタンコなバスが走る君影団地線

 神戸電鉄グループの神鉄バスが運行している、線路の下をギリギリの高さで通る路線バスがまもなく見納めとなります。

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高さ2.7mのガードをくぐる神鉄バス君影団地線。この風景は2025年10月17日限りで見納め(柴田東吾撮影)

 神戸電鉄の鈴蘭台駅(神戸市北区)の高架下を道路が通っています。このガードの高さは2.7m。そのため既存のバス車両だと無理ですが、専用の改造車両を用意してギリギリの高さで通過しているのです。

 このガードを通るのは神鉄バスの君影団地線です。日中の本数が少ない時間帯でも毎時4本程度が設定されています。朝と夕方以降は本数が倍以上に増え、バスがガードをくぐる風景が頻繁に見られます。

 しかしこの君影団地線専用のバス車両が老朽化し、後継車両の確保が難しくなったため、2025年10月18日のダイヤ改正からガードを通らないルートに変更へ。これにより高さスレスレで通過するバスの姿は見られなくなります。

 現在使われているベース車両は、日野「リエッセ」とその同型車のいすゞ「ジャーニーJ」です。鈴蘭台駅周辺などの狭い道路を走るため小型の車種が採用されていますが、さらに低いガードをくぐるため屋根の高さを抑える改造が施されています。しかし「リエッセ」「ジャーニーJ」ともすでに生産が終了しており、ガードをくぐれる後継車両の確保が困難とみられます。

 先述のとおり、鈴蘭台駅のガードは高さが2.7mしかありませんが、かつては2.5mでした。2009年に車道を20cm下げる工事が行われ、小型の消防ポンプ車などが通れるようになるなどの改善が図られています。この関連で、2.5mの高さだった頃から使用されているバス車両の屋根はペタンコな形状で、今のガードの高さに比べると余裕があります。

【屋根こすってません】桁下制限ギリギリでくぐる専用バス車両(写真)

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