米海軍の“新型艦”を公開! 戦闘艦クラスの大きさがあるのに「戦かわず被弾が専門です」どんな役目!?
アメリカ海軍は2026年1月14日、最新の試験艦であるモバイル・シップ・ターゲットが、運用準備のためカリフォルニア州ポート・ワイニーミーに到着したと発表しました。
実弾を受けても再利用が可能!?
アメリカ海軍は2026年1月14日、最新の試験艦であるモバイル・シップ・ターゲット(Mobile Ship Target:MST-2)が、運用準備のためカリフォルニア州ポート・ワイニーミーに到着したと発表しました。
MST-2は、ガンダーソン・マリン社が建造した艦で、2025年7月にオレゴン州ポートランドで進水しています。同艦は、これまで使用されてきたMST-1と呼ばれる標的艦の後継にあたります。
全長260フィート(約79m)と、海上自衛隊のはやぶさ型ミサイル艇よりも約30m全長が長く、小型水上戦闘艦クラスの大きさを持つ同艦ですが、実は先進兵器試験を支援するための無人標的艦です。
実際の艦艇に近いレーダー反射断面積(RCS)を有しており、各種対艦兵器のセンサー試験を行えるほか、遠隔操作によって航行する移動標的として活用することも可能です。
これまで実弾試験では、退役した艦艇を使い捨てで使用するケースが主流でしたが、MST-2は繰り返し使用することを前提とした構造となっています。試験で被弾した場合や、至近弾によって破片を浴びた場合でも、簡易的な修理によって再使用することが可能です。
先代のMST-1では、実弾を使用する場合、ミサイルをニアミスさせる試験や、弾頭を搭載しない状態での発射試験に限られていました。そのため、MST-2は再利用可能な本格的標的艦として大きく進化した存在といえます。
海軍航空戦センター兵器部門司令官のキース・ハッシュ少将は「危険な任務に赴く際、自らの装備を完全に信頼できなければなりません。MST-2は、可能な限り現実的な条件下で、その信頼を証明する手段なのです」と説明しています。
今回ポート・ワイニーミーに到着したのは、MST-2クラス最初の1隻であるMST 2301で、2026年初頭には艤装を終え、試験を開始する見込みとされています





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