「ファースト涙目のビジネス」備えた驚愕の新・ANA機、今後増える? 「世界トップクラス」の仕様…トップに聞く今後の方針とは
2026年8月、ANAが「ファーストクラス顔負け」のビジネスクラスなどを備えた「ボーイング787-9長距離国際線仕様機」を受領します。この新仕様は将来、どのように展開するのでしょうか。同グループのトップが答えました。
プレエコもエコも新仕様…「787全機に実装」なんてことは?
新しいプレミアムエコノミークラスのシートピッチ(前後間隔)は従来より2インチ(約5cm)拡大され、40インチ(約101cm)となります。この数値についてANAは「グローバルスタンダードでもトップクラス」と紹介しています。リクライニング量も従来より2インチ拡大され、最大9インチ(約23cm)となります。
座席には電源コンセントのほか、Type-AおよびType-CのUSBポートを装備し、Bluetoothオーディオ接続にも対応します。個人用モニターは従来比約1.5倍となる15.6インチが採用されます。
新しいエコノミークラスのシートピッチは33~34インチです。膝まわりの設計を見直すことで、同社従来比で約1インチ(約2.5cm)のスペース拡大を実現したといいます。さらにリクライニング量も従来より2インチ拡大し、約6インチ(約15cm)となります。ANAは「エコノミークラスシートとしては世界トップクラスのピッチとリクライニング量」としています。
一方で、今回この新仕様が最初に導入されるのは新造される787-9の長距離国際線仕様機で、現状受領待ちの機体も複数控えています。そのような状況で、現在運航中のボーイング787長距離国際線仕様機は、当面のあいだ現行仕様での運航が続くことになります。
これについて芝田社長は「今後の導入機材はこの新しい仕様で導入します。また、既存の長距離路線用787についても、具体的な時期は未定ですが、将来的にはこの新しい仕様に統一していく方針です」と話します。
なお、現時点の公式発表では、この改修が予定されているのは787-9のみです。787シリーズの初期型である「787-8」の長距離国際線仕様機については、少なくとも現状では改修の計画はないとしています。
Writer: 松 稔生(航空ライター)
国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。





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