JALのCA「乗務員はドアモードをアームドに変更」→何してる? 実は超重要な「CAの“ナゾ言語”」その意味とは

飛行機の出発時に耳にする「乗務員はドアモードをアームドに変更してください」。この言葉の本当の意味はご存じでしょうか。

「ドアモード・アームド」は“武装”じゃない! 安全への第一歩

 飛行機が出発の直前や駐機場に到着後、客室ではCAがナゾの用語を機内アナウンスで伝えています。たとえばJAL(日本航空)では、「ドアモードをアームドにしてください」「ドアモードをディスアームドにしてください」といったものです。どのようなものなのでしょうか。

Large 20260207 01
JALのCA(乗りものニュース編集部撮影)。

「アームド(Armed)」と直訳すると“武装”といった意味になるので、それを聞くと物騒に思えるかもしれませんが、実際は「緊急脱出装置を準備完了状態にする」という意味の、安全に関わる重要な操作です。

 具体的には、「アームド」では、万が一の緊急時にドアを開けると脱出用スライドが自動展開するようにセットします。作動するとドアの開閉とともに、スライドが自動で展開・膨張し、短時間で使用可能な状態になります。なお、このスライドは着水時には、救命ボートとして使用することができるスグレモノです。逆に「ディスアームド」はドアを開けてもスライドが自動展開しないモードで、乗客が乗り降りする際にこのモードに切り替えます。

 もしアームドのまま地上でドアを開けてしまうと、スライドが勢いよく展開して大きな事故に繋がる可能性があります。さらに、整備や運航に影響が出るおそれがあります。

 そうしたこともあり、CAは「アームド」「ディスアームド」は保安上必須の作業のひとつであり、作業完了後は、2人1組でそれぞれが操作したドアの状態を相互確認するなど、手順を徹底しています。

 なお、こうした作業があるのは、用語の違いこそあるものの、他社でも同様です。

 CAの最も重要な役割は「保安要員」であり、華やかなイメージの裏側で、厳しい訓練と高い安全意識を常に保っています。

 次に飛行機に乗る機会があれば、「ドアモード」のアナウンス後に各ドアで操作する様子や、客席を注意深く見守る姿にも注目してみてください。空の旅の安全を支えるプロの仕事ぶりが垣間見え、新たな発見があるでしょう。

【写真】えっマジで…これが「JALのCAがかつて着ていたミニスカ制服」驚愕の全貌です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  4. 品川と青森を結ぶ「新たな夜行特急」が2027年度から運行へ 所要時間は12時間超え フルフラット仕様の個室も
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開